2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
メアリアン・ウルフ『プルーストとイカ』(インターシフト、2008)を読みました。 一言で言えば 読書や読字において、脳がどのように働くのかを、生物学的に説明しています。 ディスレクシアを主な対象としてます。 個人的に気になったポイント 子どもには、5…
木村洋氏の「女哲学者、平塚らいてう」(『日本近代文学』105、2021)を読みました。 一言で言うと 1900年代に、哲学が、若い世代の自己主張の土台になっており、その動きが同時期に文学作品に取り入れられた、ということです。 もう少し詳しく言うと 2では…
五味渕典嗣『「国語の時間」と対話する』(青土社、2021)を読みました。 一言で言えば 2018年に公表された「新しい国語」の批判と、作品を精読する授業の提案です。 もう少し詳しく言うと まず、新しい国語科を支える現状把握として PISA:読解力の低下 全…
紅野謙介『国語教育の危機――大学入学共通テストと新学習指導要領』(筑摩書房、2018)を読みました。 一言で言えば、 来年度から施行される高校の学習指導要領の改訂と、大学入試共通テストの批判です。 批判のポイントはいくつかありますが、私は、複数資料…