牧千夏の話したいこと

読んだ本や考えたことを勝手に紹介しています。

空腹時に運動する_『オックスフォード式最高のやせ方』

下村健寿『オックスフォード式最高のやせ方』(アスコム、2021)を読みました。

 

正確には、聞きましたですね。オーディオブックの朗読で聞きました。

 

私は代謝に興味があるのですが、糖質・脂質・タンパク質の代謝がとても分かりやすくまとめられていました。

 

ダイエット法としては、夜寝る3時間前に夕食を済ませると言うことと、朝、朝食を取る前に30分運動するというものでした。空腹時に運動することで糖代謝ではなく、脂質代謝でATPを作らせるようです。なるほど~

 

興味深かったのは、筋肉組織にある脂肪滴の話でした。肥満気味の方にも、アスリートにも筋肉組織のなかに脂肪滴があるそうです。ただ、アスリートの場合は、その脂肪滴の粒が小さく、まわりにミトコンドリアがたくさんくっついているそうです。つまり、ただぜい肉のように蓄積しているのではなく、普段の運動できちんとミトコンドリア代謝してATPに変えているってことですね。

 

私は子どもを産んだ後、お腹が弱くなって、あんまり食べられなくなりました。お腹壊すのが怖いから、食べなくなるんですけど、運動は好きなのでお腹減ったまま運動(特に登山!)をします。はじめはすぐに疲れてしまったんですけど、それを繰り返していくうちに脂質代謝がよくなったなという実感はあります。お腹減ったな、と思っても歩いていくうちに身体が軽くなって元気になるんですよ。身体軽くなる瞬間、私は勝手に糖質代謝から脂質代謝に切り替わったと思っているのですが、まあ勘違いかも知れませんね。

 

ダイエットの本について、レビューしましたが、私は痩身がすばらしいみたいな考えはありません。むしろそういう考えは好きではないです。

 

ただ、ダイエットの本ってたくさんあって、代謝の話が分かりやすく書かれている本というのに結構当たるのですよ。ダイエットって、つまり代謝の話ですもんね。

 

今回の本も勉強になりました!